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『#SDGs』と一緒に語られる『ソーシャルグッド』とは?

インスタグラムAIリサーチ 『#SDGs』

MSSでは、PXC株式会社が提供するソーシャルメディアのデータを独自のAI技術を用いて解析するクラウド型分析ツール『AIGENIC®(アイジェニック)』を導入し、今月はInstagramに「#SDGs」で投稿された内容の分析を行いました。
このコラムでは、2023年2月までに投稿されたキーワード分析から見えた関連トレンドをご紹介します。

『#SDGs』と一緒に語られる『ソーシャルグッド』とは?

今月は「#SDGs」とともに投稿された増加傾向にあるハッシュタグ『ホットタグ』の18位にランクインした『#ソーシャルグッド』というキーワードに注目します。
「ソーシャルグッド」という言葉、SDGsに関連する概念としての意味を知らなくても、なんとなく社会的によいことに関わる言葉という感じがします(直訳そのままですが・・・)。
調べてみると、「社会」に対してポジティブな影響をもたらす物や商品、サービス、活動のことを指すようです。

❝ ソーシャルグッドとは、地球環境や地域コミュニティなどの「社会」に対して「良い影響」を与える活動や製品、サービスの総称を指します。気候変動や貧困問題といった社会課題の解決につながり、社会に対して良い影響をもたらす取り組みに対して「ソーシャルグッドな○○」と形容詞的に表現されます。❞
(出典・引用元:一般社団法人日本ノハム協会 SDGs用語集から https://noharm.or.jp/news/glossary/ソーシャルグッド/

Instagramの中では、比較的時期を問わずに使われているキーワードですが、今回は直近2023年2月の投稿から、「ソーシャルグッドな○○」をいくつかご紹介します。

  • 廃棄されるはずだった茎と新聞古紙で作られているため、土に埋めれば地球に還る循環型植物用ポット。花屋として脱プラスチックは難しいですが、地球に優しい活動のスタート。
  • 無添加生活のアイディア:今年のバレンタインに、エシカルなチョコはいかが? 大切な人に、家族に、自分に。環境や社会に配慮した、エシカルチョコレートをまとめてご紹介。
  • 海洋ごみの状況を色々と視察(中略)海流の関係で漂流してきたとてつもない量のゴミが漂着。 想像を絶する光景、その問題点や見えてきた課題をレポート。
  • サトウキビから砂糖を製造する際に出る茎や葉などの大量の搾りかすを活用して和紙糸を作り、その生地でできたウェアを提供するというユニークな循環型ビジネス
  • 焙煎所を兼ねるカフェでありながら、障がいがある人が働く福祉施設。 目視による豆の選別から、焙煎機を使用した焙煎、抽出や接客に至るまで、スタッフはそれぞれの能力を活かしながら、美味しいコーヒーを作りあげます。 「誰一人取り残さない社会」へ

社会生活の様々なシーンで、誰にでも関われる「ソーシャルグッドな○○」への取り組みが広がっています。

ジェネラルフレーズ10位にランクイン 「みんなで考えていく」

MSSでは、Instagram は、画像とともにポジティブな内容が投稿されているメディアと捉えています。そんなInstagramの2月の投稿では、「#SDGs」とともにメンションされたポジティブなワード『ジェネラルフレーズ』として、「みんなで考えていく」というフレーズがランキング10位に登場しました。インスタグラマーたちは、何を「みんなで考えていく」のでしょうか。
投稿には、以下のようなものがありました。

・【有害鳥獣問題⇒ジビエ料理、おいしく食べる】
鹿肉は、低脂質・低カロリーなのに高鉄分・高タンパク。まさに、ヘルシーなお肉です。 「有害鳥獣問題」をみんなで考えていくきっかけとして、まずは美味しく召し上がってみて。

・【発展途上国の子どもたちにワクチンを⇒断捨離、古着を寄付】
もう着ない服やバッグ、靴等を捨てるんじゃなく 1人でも多い発展途上国の子供たちの命を救うために使おう って言う 凄く素敵な活動(中略)30kg分の古着で5人の子がワクチンを打てる。

・【学校の森林づくり⇒学生がチャレンジできることを考え提言する教育プロジェクト】
森林づくりを改めて問い直し、新たな視点でチャレンジできることを 考え提言していくプロジェクト。生徒が自ら足を運び、自分の目でみて、学びを取りに行った半年間。

・【海洋プラスチックごみ問題⇒海を守るためにできることを考える】
現在、海に存在しているといわれているプラスチックごみは、 1億5000万トン。 加えて、年間、800万トンものプラスチックごみが増え続けています。 みんなの海をみんなで守っていくために、 私たちができることについて考えていきたい。

 私たちの身の回りの、ごく身近なところで、これらの活動が広がっているようです。ひとりひとりのちょっとした気づきや行動が、SDGsが目指す世界を作っていくのかもしれません。

「#春休み」「#春休みの過ごし方」:ホットタグ20位以内にランクイン

3月に入ると間もなくやってくる春休み。Instagramの中では2月の投稿の中に早くも「#春休み」「#春休みの過ごし方」といったハッシュタグが登場していました。「#SDGs」とともに投稿された増加傾向にあるハッシュタグ『ホットタグ』では、上位にランクイン。春休みに「#SDGs」に繋がる旅や学びを促す呼びかけがみられました。

  • 春休みスペシャル企画(中略)この春から、教科書に大きく取り入れられるSDGs。 #sdgs とは何か? どんなことがあるのか?授業だけでなく、より身近に考えていけるように。
  • 100年後も、変わらない学びを。世界が不安定な今だからこそ 過去の歴史や事実と向き合い 未来について考えてみませんか?社会問題について考える。
  • 『国立国会図書館国際子ども図書館』 通称、国際子ども図書館。唯一の児童書を専門に扱う国立の図書館です。本に飽きてしまったら建物探検へ。建築物としても歴史があって見応え十分で。 ぜひ春休みにお子さんと行ってみて。
  • 今年の春休み、海外ボランティアで最高な10日間を過ごしませんか。

前出の「ソーシャルグッド」にもつながるサービスや商品が、SDGsの概念を浸透させるためのきっかけを生み出しています。
社会について、子供たちについて、私たちの未来について、自分で考え学んでいくこと、そしてそれをひとりひとりが小さくてもアクションにつなげていくこと、そういった働きかけがInstagramの中で繰り広げられています。

「#SDGs」と関連付けられてインスタグラムに投稿されているキーワードや投稿内容例をご紹介しました。
株式会社MSSでも、SDGs推進事業を行っています。当社が得意としているマーケティングのノウハウを活用し、クライアント様がどのようにSDGsに取り組んだらいいのか、どのように活用したらいいのかを解決するためのお手伝いをしています。

※Instagramの投稿分析の詳細はこちらをご参照ください。
※SDGs推進事業の詳細はこちらをご参照ください。

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