2019年3月に実施した調査に回答した20代から60代までの女性1,500名を対象に調査を行い、コロナウィルスの流行前と現在におけるInstagramの利用状況を比較してみました。
コロナウィルスの流行前と現在では、Instagramの利用率はどのように変化したのでしょうか。また、Instagramは14のライフニーズクラスター(※)のうち、どのクラスターに最も利用されているのでしょうか。
なお、本調査の詳細をまとめたレポートをご用意しております。以下よりダウンロードのうえご覧ください。
https://www.vlcank.com/mr/download/
※「S0421_『女性のライフスタイルに関する自主調査 「生活意識」について』調査レポート(2020年7月30日公開)」が該当ファイルです。
各ライフニーズクラスター別の『Instagram』の利用率
図1は、前回調査(2019年3月)と、今回調査(2020年6月)における『Instagram』の利用率を比較したものです。
回答者全体で見ると、『Instagram』の利用率は前回は24.8%、今回は29.7%であり、コロナウィルスの流行前から比較して5ポイントほど上昇しました。
ライフニーズクラスター別では、前回、今回ともに【流行りもの好き女子】の利用率が最も高い結果となりました。なお、【流行りもの好き女子】のInstagramの利用率は、前回は46.0%であるのに対し、今回は56.0%と、10ポイントほど上昇しており、他のクラスターと比較しても、利用者は特に大きく増加しています。その結果、他のクラスターとの差がさらに大きく広がり、【流行りもの好き女子】の利用率の高さが際立つ結果となりました。
【流行りもの好き女子】は、新しもの好きであり、話題のスポットやお店に行くことを好むという特徴があります。よって、新しいモノやコトに関する情報収集や、憧れの芸能人のフォロー、自分の経験を共有するツールとして、Instagramを好んで利用している人が多いものと考えられます。
図1:各ライフニーズクラスター別の『Instagram』の利用率の変化
【流行りもの好き女子】クラスターの特徴
図2は、【流行りもの好き女子】クラスターの主な特徴をまとめたものです。
【流行りもの好き女子】クラスターは、流行の先端の中にいて、あこがれの人に近づきたいという欲求が強いという特性があります。また、新しいモノが好きで、衝動買いも多いため、新商品・新サービスには敏感に反応することが期待されます。
この層をターゲットに新商品・サービスを展開する場合には、人気のある有名人によるリコメンドや、SNSを活用したプロモーションを行い、話題性を喚起することが有効であると考えられます。
図2:【流行りもの好き女子】クラスターの特徴
バルクの「ライフニーズクラスター」について
「ライフニーズクラスター」とは、女性の生活価値観(ライフニーズ)に着目して14のタイプに分類する、弊社オリジナルのクラスター分類方法です。
生活価値観に基づくタイプの判定には、これまでに得られた知見をもとに、美・食・住・遊などに関する約100個の意識項目を利用しております。
なお、弊社では、上記の意識項目に加えて、消費行動、メディア接触状況、基本属性情報などを事前に聴取し、モニターをパネル化しております。特定のライフニーズクラスターを対象とする調査などにもご活用いただけますので、お気軽にご相談ください。
また、各ライフニーズクラスター別の特徴をまとめたプロファイルシートの販売も行っております。
詳細は以下をご覧ください。
【ライフニーズクラスターモニター】
https://www.vlcank.com/life-needs-cluster-monitor-lp/
※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。